文書作成日:2026/07/21
今月より、障害者の法定雇用率が2.7%(民間企業の場合)に引上げとなり、障害者雇用の重要性が再認識されているところです。そこで今回は、先日、厚生労働省より公表された2025年度の障害者の職業紹介状況の結果について確認しておきます。
[1]障害者の新規求職申込件数
障害者のハローワークへの新規求職申込件数は278,136件(前年度268,107件)となっており、前年度に比べ3.7%増加し、過去最高となりました。これに対し、障害者の就職件数は115,178件(前年度115,609件)にとどまり、前年度に比べ0.4%減少しています。この減少の理由としては、就労継続支援A型事業所への就職件数が前年度に比べ減少したこと等の影響とされています。
この新規求職申込件数のうち、精神障害者の新規求職申込件数は165,316 件となっており、10年前の2015年度の80,579件と比較すると、2倍を超えています。また、精神障害者の就職件数を見てみると66,580件で、前年度の65,518件より1.6%増加となり、過去最高となっています(下図参照)。※図はクリックで拡大されます。
[2]産業別・職業別の就職状況
産業別に就職状況を見てみると、就職件数全体(115,178件)のうち「医療、福祉」が44,683件と全体の38.8%を占めており、「製造業」 13,375件、「サービス業(他に分類されないもの)」12,633件と続いています。
また職業別に就職状況を見てみると、「運搬・清掃・包装等従事者」が33,991件と全体の29.5%を占めており、「事務従事者」29,874件、「サービス職業従事者」16,628件、「生産工程従事者」12,381件と続いています。障害種別の就職状況では、身体障害者および精神障害者については「事務従事者」、知的障害者については「運搬・清掃・包装等従事者」の割合がそれぞれの職業別の中で一番高くなっています。
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構のホームページには「障害者雇用事例リファレンスサービス」があり、障害者雇用について創意工夫を行い積極的に取り組んでいる企業の事例などが紹介されています。業種や従業員規模などの条件で検索できるようになっているため、障害者雇用を進める際の参考になるでしょう。
■参考リンク厚生労働省「令和7年度 ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況などを公表します」
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構「障害者雇用事例リファレンスサービス」
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
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